屋根材ってどんな種類があるの?
粘土瓦
粘土を使った焼き物の屋根材で、釉薬瓦、いぶし瓦などがあります。色に関しては半永久的にメンテナンス不要です。
化粧ストレート
加圧整形した板状の合成です。重量が軽く様々な色があり安価なのが特徴です。
塗装、耐久力が高くなくメンテナンスが必要です。
金属
葺き方のバリエーションが多く近年では、モダンなデザインのガルバリウムが多用されています。安価で軽量ですが、断熱、防音性が低いです。
でも瓦って高いんですよね?
初期コストは高いですが
長期的にはとても経済的です。
初期にかかる費用が、瓦は他の屋根材と比べると高いです。しかし、耐久性に優れ、長期の使用に耐えられるためメンテナンスコストがほとんどかかりません。
一方ストレート系や金属系は10年くらいでメンテナンスが必要で30,40年の長期にわたりメンテナンスが必要です。住宅は長期的に考えて経済的なものを選ばれることをお勧めします。
初期コスト | 10年後 | 20年後 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
化粧ストレート | 約50万 | 約70万 | 約120万 | 約310万 |
粘土瓦 | 約100万 | – | – | 約100万 |
※100m2として算出
瓦は地震に弱い!?
震度7クラスの振動実験でも問題無し!
瓦屋根は地震に弱いというイメージを持たれている方が多い様です。しかし正しく施工された建築物であれば震度7クラスでも安全であると専門機関のテストで確認されています。瓦は重いというイメージもあると思います。
しかし建築基準法で重さに応じて設計されるため、強度は同程度と言えます。
雨風は大丈夫!?
防災瓦の普及により、強風で瓦が飛ぶ様なことは少なくなりましたが、今でも飛散被害の報告はあります。
現在では、建築基準法に基づくガイドラインが広く行われ、瓦をしっかり留付ける工事が推進されています。
瓦は断熱性・遮音性にも優れています。
瓦は式の温度差に強く、遮音性にも優れています。
化粧ストレート、金属系の屋根材と比較すると、瓦は熱を伝えにくい性質を持っています。また瓦と屋根綿との間にある空気層も断熱効果を生むので瓦屋根は冷暖房効率の良い家を作り出すと言えます。
さらに、遮音性にも優れ、金属系で特に気になる雨音などの問題もありません。
瓦の場合
空気層が多いため、断熱性が高く年中温度調整を行ってくれます。
化粧ストレートの場合
空気層が少ないため、断熱性が低くなってしまいます。